「心」に”絶対大丈夫”なんて存在しない

 

 

「心」って凄く難しいです。目に見えないから。

 

 

心の病気って人それぞれで、症状も違うし度合いも違うし、こうやるべきとかそれはおかしいとかって第3者が言える問題ではないんですよね。

 

 

ただ、ちょっとしたことでネガティブになってしまうってところは共通してるのかな?

 

自分を責めるというか、自分はおかしい、自分は弱い人間なんだ、みたいな。

 

 

 

私自身も人間関係によるストレスが酷くて前職を辞めましたけど、こういうことがあったんだよねって他人に愚痴を吐き出すと「分かる。どこにでも居るよねそういう人」とか「私のところにもそういう厄介な人居るわ~」って返してくれるのが、余計落ち込む原因になってました。

 

何故?って思う方もいるでしょう。もう十分心の休息がとれた今なら、私自身でもそう思います。

 

相手は全く悪意なんてないし、寧ろその愚痴に同調してくれてるわけなんですが、どうも沈みまくってる時って「あ、他にも同じような人が居るのか。そっか、この子が働いてるところにも同じように厄介な人が居るんだ。それなのに辞めずに頑張って働き続けてる。でも自分は辞めてしまった。よっわ。ダメじゃん」

って、思ったんです。で、更に沈んでいくんです。

 

でもやっぱり、多少沈み切っていた心が落ち着いてきたら、今度は愚痴を吐き出さずにはいられないんですよ。溜め込んでいるのもめちゃくちゃしんどくなってくるんです。だけど、吐き出した後に同調してくれる友人の言葉でまた落ち込んでしまう。

何なんこの負のループって感じ。

 

 

そうしたいわけじゃないんです。自分だって頭ではポジティブにいきたいと思ってるんですよ。

 

誰?

自分の中に今誰か憑依してる!?って思うくらい、自分の頭の中と心の中が別人みたいなんですよね。

 

 

 

 

私もね、自分がそうなる前、人間関係のストレスで辞めたんだって話を何人も聞いてきました。

 

同僚、先輩、会社自体に。接客業ならお客さんとか。

みんな色々なストレスを感じていました。

 

 

でも私はその話を聞いて、え?それくらいで?って思ってしまったこともあったんです、正直ね。

 

 

どう考えても私のところに来るお得意様の方が厄介だけどな、とか。

 

いや、私はもっと厳しいこと理不尽なこと言われてるけどな、とか。

 

 

 

今考えたら物凄く浅はかで、自分の物差しでしか話を聞いていなかったことに、本当に猛省しているんです。

 

 

そう思っていた。そして、結構厄介なお客さんの対応も、結構面倒な上司の対応も経験し、ストレスを感じることは山ほどあったけれど、辞めるまでは考えたことがなかった私でも「人間関係のストレス」で辞めなければいけないほどにまでなったのです。

 

 

 

 

(※ここからは私情挟みまくりなので、興味なければ***までスクロールして飛ばしてください)

 

 

 

 

 

私自身が、精神的な落ち込みが酷かった時、同じような経験をしている方の話を聞くと少し元気になれたので、一応、私の話もさせて頂きます。

 

 

 

 

 

勿論詳しくは言いませんが、急に無視をされ始め、挨拶しても睨まれるだけ。

 

今からやろうとしたことが、その場を一旦離れなければいけないことだったので、一応伝えてからと思って言うと「いいです私がやるので」の一点張り。

 

私が真剣に商品について勉強していると「そこまでしなくていいよ。何か勘違いしてない?」と鼻で笑われたこともありましたね。

 

 

他にも色々嫌味を言われたり、世間話でした私の両親や友人の考え方、仕事についても否定的なことを言われたりもしました。

それなのに自分の過去や娘のこと、友人のことについては自慢ととられる話ばかり。

 

 

めちゃくちゃうんざりでしたね。

 

 

 

 

毎日帰りのバスの中で、人目も気にせず泣いてました。というよりも気にする間もなく溢れてました。

 

でも家族には知られたくなかったので、バスを降りて涙を拭って鼻をかんで、息を整えてから「ただいまー!」って帰ってましたね。

 

 

 

 

徐々に頭痛、腹痛、吐き気、手足の痺れ、瞼の痙攣など、自律神経失調症の症状との闘い。鬱気味にもなっていました。

(鬱気味だったと気付いたのは、だいぶ落ち着いてきてからで。同じく鬱になって仕事を辞めた友人に話を聞いてもらっていた時に、それもう鬱になりかけてたよ危なかったねと言われたのがキッカケ)

 

毎日頭痛薬と整腸剤を飲む日々。

(危ないので辞めてください)

 

でも毎日なので薬も効かなくなってきます。

 

 

 

手足が常に痺れているので、いつもペンや印鑑を床に落としてしまったり、字が歪んで思うように書けません。

 

 

毎朝目覚ましが鳴る前にお腹が痛くなって飛び起きて、お手洗いにこもるのが1番しんどかったかも知れないですね。

 

 

 

 

そのしんどさを4ヶ月くらい耐え、一応私としても一緒に働いていく相手なので、このままではいけないと手紙を書き置きしてみたり、思い切って話しかけてみたりもしました。

 

自分のことも振り返り、ここを直してみようと感じたところは気を付けるようにしました。きっと、自分の言動にも理由があるはずだと思ったからです。

 

現に、自分のやり方や考え方と違うと気に入らないという方だったので、無意識にやってしまったこと、私的には良かれと思ってやったことが、その方にとっては気に入らなかったのかも知れないからです。

 

 

こちらとしても、一緒に働いていきたいんだという誠意を見せたら、相手のトゲトゲも柔らかくなってくる、そう信じていたのですが。

 

 

 

全く向こうは変わる気配がなく。

寧ろ遠ざけ方、嫌われ方が酷くなっているように感じました。

 

 

 

その時、私の中でプツンっと切れた音がしました。

 

 

 

あっ...もう無理だ、と思ったんです。

 

 

それからですね、私が退社を決意したのは。

 

 

 

もし、職場に同僚が何人も居て、その中の1人が厄介なんだ、ということであればまだ違っていたかも知れません。

 

結構お客さんの多い店舗を人数不足の為3人で回していたので、1日2人での勤務体制だんたんです。つまり月の3分の1は、その相手と2人きりで、1日中仕事しなければいけなかったんです。

 

それが、もう苦痛で仕方なかったんですね。

 

 

チーフに相談した後、もうその方とは同じ日に出勤しなくて済むよう、無理やりにでも調整してくれ、本当に助かりました。

 

それだけでも体調が変わってきたし、何と言っても、目覚ましよりも前に腹痛で飛び起きることが減ったのが1番大きかったです。

 

 

 

 

そんなある時その相手から、嫌な思いをさせてしまって申し訳なかったと、とあるチェーン店カフェのカードをチーフづてに受け取ったんです。

 

私はそこのカフェによく行くので、プレゼントなどで貰うと飛び跳ねるくらい嬉しいものでしたが、それがこんなにも嬉しく感じないのは初めてでした。

 

 

遅すぎる、と。

 

それをもっと早く言ってほしかった、と。

 

 

それに、もう退職することが決まってから、申し訳なかったと伝えてくるのは何だかもやもやして。

 

それとも、もう一緒に働きたくないという苦しい思いを「一緒の出勤日をなくす」という行動に示したことで気付いたのであれば、もう私は開いた口が塞がらないし、今まで直接にしてきた言動は、何も覚えてないか、軽く考えられていたのだなと思いました。

 

やられた方はずっと覚えています。

 

 

なのでそのカードも使えていません。

 

まぁ、今は外出も出来ませんけど。

 

 

 

 

 

何かない限りは。

 

 

もう猛烈に違う職種の仕事をやってみたくなったとか。

 

結婚して続けられなくなったとか。

 

 

そういう”何か”がない限りは、辞めるつもり全くありませんでした。

 

ずっとここに居るんだろうなって思ってましたよ、私だって。

 

 

 

 

 

 

*******

 

 

 

 

 

人生本当に何が起こるか分かりません。

 

 

 

自分自身に、ましてや「心」に”絶対大丈夫”なんて存在しません。

 

 

 

 

 

誰でもストレスというものは感じると思います。

何のしがらみもなく、誰とでも上手くやっていける人なんて居ないのでは、とも思います。

 

 

ただ、自分の中でプツンっと切れてしまう。

 

 

あぁ...もう駄目だと心にぽっかり穴が開く。

 

 

 

それが果たしてどの部分でなのか。

 

 

 

 

1回厳しく言われてなる方も居る。

 

1人の厄介なお客さんのせいでなる方も居る。

 

ずっと耐えてきたけどついに限界がきてなる方も居る。

 

 

そこが人それぞれなのだと。

 

その方の環境、職種、性格なども関係してくるとは思いますが。

 

 

 

 

 

その悩みを笑う人は、そりゃさぞかし幸せなのでしょう。

 

 

自分は周りの人と全て上手くいっている。そう思っているのでしょう。

 

 

 

ふ~んそっか~いいね~

くらい、かるーく思っておきましょう。

 

 

 

自分も同じように、なんて無理に思わなくていい。

 

 

 

 

精神的ストレスがピークに達している時って、意外と自分のことだけではなく、周りのことも考えてしまって、辞めようにも辞められないなんてこともあるかと思います。

 

 

 

今人手が足りないから。

 

これから繁忙期に入るから。

 

自分以外にも辞めようとしている人が居るから。

 

 

 

理由は様々。

 

 

 

でもね、自分勝手でいいんです。

 

 

 

他に言い方あるかも知れないけど、敢えてストレートに言います。

 

 

 

 

辞める時は自分勝手でいいです。

 

 

 

 

 

そりゃ、辞めた後は大変だと思いますよ。

 

忙しい上に更に仕事を増やしてしまうことになりますからね。

 

 

 

でも、今の自分自身の状態で、これからも続けていける自信ありますか?

 

 

あれもこれも...と気にしてしまっていたら、本当に辞める機会失いますよ。

 

 

仕事をしていて、今なら辞められる!なんて時期はそうそうないと思います。

(契約の期間が決まっている場合は除いて)

 

 

 

勿論、だらけた理由での退職はおすすめしませんが、自分自身の「心」や「体」が悲鳴をあげているなら、今すぐにでも辞めることを私はおすすめします。

 

時には思い切って自分勝手になるのも大事だと思います。自分の体、命が1番大切なんですからね!!

(勿論、その職種や環境によって、しっかり時期を見極めなければいけないこともあると思います。なので、おすすめという形にさせて頂きます)

 

 

 

 

 

しんどい辞めたいと思いながらも、同じ会社で必死に頑張り続けていたら、他部署に異動が決まり、環境がガラッと変わったことでストレスが軽減され、あの時退社しなくて良かったな、となるケースもあります。実際に私の友人でも居ます。

 

 

合わない相手の方が、先に異動・退職する可能性だってあります。

(私の場合は相手が、異動はしない約束で採用されていること、また定年になるまでもうずっとここで働くと、何かの度に宣言していたのでこのケースはないなと思いました。ちなみにその方の定年には、まだ10年以上あります。)

 

 

 

一概に、すぐにでも自分自身が辞めなければ今の環境は変わらない、ということはありません。色々な可能性があります。

 

 

 

なので、悩んでしまってなかなか辞められないということに繋がったりもするのですが...

 

 

 

 

 

沢山お話させて頂きましたが、最終的に決断するのは自分自身です。

 

 

 

まずは、今この出勤日数が減った時期に、推しを見て心を癒しながら考えてみては如何でしょうか。

 

 

 

ただし、どんな決断をしても答えを出したのは自分なので、決断した後はネガティブにならないように。

 

 

ちなみに私は、あの時思い切って辞めて良かったと思っています。寧ろ、続けていたら今どうなってたんだろうと恐ろしいくらい。

 

 

 

 

 

この回答で、何かお役には立てましたでしょうか...

 

少しでも立っていたとしたら幸いです。

 

 

 

 

自分にとって後悔しない決断をして、また楽しく幸せな生活が送れるようになること、心から願っています。